大学生のバイトの定番といえば,家庭教師や塾講師ではないでしょうか.
このページにたどり着いたということは,あなたも迷っているのではないでしょうか.
両方を経験した立場から,私の考える良い点(GOOD)・悪い点(BAD)を示します.
教えるのが初めてなら,塾講師をお勧めします.
あなたの意思決定に役立ちますように.
塾講師
GOOD
・研修が充実している
どうすれば良いか最初迷うことなく動けます.
それなりに研修のカリキュラムがあって,しっかりこなせば迷うことはありませんでした.
・責任は塾・社員に
人としてしてはいけない行動の責任は自分が負うことになりますが,
指導が悪いなどの親からクレームを矢面に受けることは少ないです.
塾や社員が介在してクッションの役割を果たしてくれていると感じることは多いです.
安心して働きやすいポイントでしょう.
BAD
・時給が控えめ
塾の個別教師 vs 家庭教師だと少し後者の方が時給は良いです.
しかし,数をこなしやすいのでそれでカバーできると思います.
・スーツが必要なことも
会社によりますが,スーツ着用のところは多いです.
勤務場所や時間によっては,大学にスーツを着て授業を受けて,その後直接向かう必要があります.
私は意外にこれが抵抗ありました.
また,個別指導と集団指導があります.そこを分けてお伝えします.
個別講師
大学生といえば特にこの形で働く人が多いイメージです.
GOOD
・量をこなせば稼げる!
1コマ80~90分で1800~2000円のところが一般的です.1日3コマくらいは平気でこなせます.
コンスタントに働けば多くのお金を頂けます.
・楽!
相手にする生徒は1~2人.小学生から高校生までいるところが多いです.
小学生は学習に向かわせるのが大変,高校生は内容がそれなりにハードではありますが,
基本的には決まったコンテンツを楽しく教えていくだけなので楽でした.
予習もそれほどしなくても対応できます.
・指導教師変更が可能!
生徒の合う合わないがあると思います.同じ時間帯にいる先生を変更すればよいので,比較的融通が利くと思います.
逆に保護者からも変えてくれというオファーもあります.
BAD
・少し時給が安い.(時給1200~1500円が相場)
集団講師
GOOD
・時給は素晴らしい
教える生徒の人数にもよりますが,時給2200~3500円くらいが相場です.
こんなに時給を貰えるバイトは怪しいことをしない限り稀です.
・人前で話す練習になる
子どもの前とはいえ,10~20人の前で話す機会はなかなかありません.
良い経験になることは間違いないですし,スキルアップにも繋がると思います.
BAD
・予習が必要
内容が簡単であっても,基本的には予習するべきです.
授業の構成を決めることはもちろんのこと,唐突な質問にも答えられるように下調べをしておくことを推奨します.
答えられないと簡単に信用を失うことになります.
・人前で話すことが苦手な人は厳しい
できないこと・苦手なことにチャレンジするのは大事なことですが,やりたくなければ避ける必要があるでしょう.
・生徒に評価されやすい
何人もの生徒が同じ授業を受けることになります.
ということは,先生の様子を生徒同士が共有共感しあえるということです.
良くも悪くも評価されやすくあることは把握しておくべきでしょう.
・予定変更はしづらい
集団授業で先生が変わっていたら,信頼できますか?ということです.
どうしてもの用事なら全然変更できますが,コロコロ穴をあける先生は信頼できません.
生徒目線で迷惑なので避けるべきでしょう.
家庭教師
間違いなく言えることは,自分が責任を持って関わるということです.良くも悪くも深い関係です.
個々の裁量に任されることが多いので,私の意見としては塾講師の経験がなければ大変そうだなという印象でした.
以下に考慮すべきポイントを列記します.(GOOD,BADは個々の判断で……)
生徒
受け持った感想として,成績が悪いもしくは不登校の生徒が多い印象です.
内容はより易しくなりますが,理解させる大変さや関係を構築していく大変さもあります.
一人一人と真正面から向き合うのでやりがいは大きいです.
時給
貰える時給は塾の個別指導より多いです.だいたい時給2000~2500円が相場です.
塾だと連続して別の生徒を教えることが可能なので,通勤時間を考えると割安になるかもしれません.
スケジュール表や自作のプリントをつくるとなると家での作業は増えます.
ここは上手くやるしかありません.
まとめ
塾講師をスタートにすることをお勧めします.理由は,
・責任が分散される
・何すれば良いかが分かりやすい
・同僚が友達に,恋人に…と出会いの場になる
です.
家庭教師はこの経験のあと,ノウハウやスキルを身に付けてまったりしていけば良いのではと思います.指導経験がない先生を心配される親御さんは多いです.