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出会い

御両親がネットから応募してくれました。

「息子を助けてください、救ってください。」

とのご連絡でした。

行きたい高校がある(偏差値65)。だけど、絶対にいける成績ではないと思う。

それがスタートでした。

 

数多くあるサービスから我々にたどり着くとは、不思議なものですね。

 

まず面談をしてみると、生徒本人に強いやる気がありました。

それを支える覚悟と環境がご家庭にもありました。

 

受験に勝負できるまで成績を上昇させられると思い、指導開始。

中2の2月が指導開始でした。

 

出会うまでは個人指導の塾に週2回通っていましたが、私の指導開始1カ月後に退塾しました。

それから受験が終わるまで、他の塾には通っていません。

偏差値42からのスタート

最初の模試は42でした。

私の予想は45でした。

予想より低いスタートでした。

 

悲惨な数学の軌道修正

最初は数学が悲惨でした。マイナスを扱った計算ができませんでした。

受験で足を引っ張る事間違いなしの状況でした。

かなり負荷をかけて学習してもらいました。

 

中2の2月:中1,中2の復習、

中2の3月:中3全範囲の予習

を終えました。

 

中3は基礎問題の定着と応用問題をすればOKな状態にしました。

 

かなりのアドバンテージをつくれました。

学校の授業は全て習っていることを聞くだけです。

復習代わりに作用し、定着が非常に良かったです。

 

数学の次は暗記系を集中

暗記系が得意でした。

数学に集中した後は、暗記系に集中してもらいました。

 

数学は足を引っ張らなくなっており、

暗記系は知識が猛烈に増え、

これらに応じ成績は上昇しました。

予定通りでした。

 

志望校の決定

途中で志望校変更があり、私立の名門2校が志望校になっていました。

滑り止めを受けつつ「あわよくばどっちかに行けたら良い」思いでした。

偏差値が志望校と同じくらいでしたから、どっちかには受かるかな?と予想していました。

結果

片方に合格しました

嬉しかったこと

・生徒以上に親御様が喜ばれ、その様子を見ていて嬉しかったです。

・手紙も貰ったのですが、今でも何かあった時頑張るエネルギーになっています。

分析 成績を上げるには?

強いやる気と行動力

↑を有していました。

はじめから「こうすればこうなる。」と私が細かく予定を立てていました。

確実に実行したら成績が上がり志望校合格を勝ち取れる計画です。

「絶対やります!」と最初宣言される方が多いですが、継続してこなせる生徒は多くありません。

しかし、彼はやり切りました。

 

「勉強方法・勉強内容」を丁寧に伝えておりました。

挫折することなく継続してくれ、努力と実力が結びつくようになり、相関的に伸びていきました。

 

勉強するやる気を引き出すことは非常に難しいです。

そこを持っている生徒は強いです。

「やる気はあるんだけど、何したら良いか分からない。」といった状態の生徒は、

周りの人が「何したら良いか、どうしたら良いか。」を教えてあげると爆発的に成績が伸びます。

 

その「何をするか、どうしたら良いか」の内容や伝え方が人によって分かれます。

私の見せ所かもしれません。

指導回数

中2の2,3月:週5~6回

中3:週1~3回

最初の2カ月は詰め込みました。

早々に成績上昇ルートに乗れたので、そこからは自習メインで時々修正してもらうようにしていました。

余談

「中3になってから、指導回数少なっ」と思いましたか?

多くの塾や家庭教師は指導回数を増やそうとします。伸ばそうとします。

なぜなら「儲かるから」です。

本当に成績が伸びていくのは自習時間です。

学校や塾や家庭教師は自習の効率を上げるための場と思ってください。

「塾に行っているのに成績が上がらない」よく耳にしますが、

「演習不足、自習不足」が原因です。

 

彼の場合、学習スタイル改善や既習範囲の復習にはじめ膨大な時間を投入し、

大幅な修正に成功しました。

 

そのため、自習の時間が多くとれるよう、授業が妨げにならないよう、

授業時間は少なめに設定しました。