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はじめに

私は公害防止管理者(水質2種)の資格認定講習を受けてきました。
この記事では、講習の様子や試験について、また国家試験も含めた勉強方法をご紹介します。
私も講習参加前は必死で情報を探しましたが、なかなか欲しい情報が得られませんでした。
そこで、同じように情報を探している方々のために、この記事を作成することにしました。皆様のお役に立てれば幸いです。
ご質問があれば、ぜひコメントをお寄せください。

公害防止管理者(水質2種)の資格を取るには

資格取得には2つの方法があります:

1.国家試験に合格
2.資格認定講習+修了試験合格

一般的に2.のほうが簡単だと言われています。

資格認定講習の流れ

申し込みの手順

1. 期間内に申し込む
2. 書類審査に合格すると受講許可が届く(仮申し込み段階)
3. 同封の振込用紙で受講料を支払う
4. 領収書を添付して送付(正式申し込み完了)
5. 参加用紙(出席表となる)を持って講習に参加
※受理の連絡はありません。

講習スケジュール

1日目
・午前:公害総論(9:00-12:10)
・午後:水質概論(13:00-18:20)

2日目
・終日:汚水処理特論(09:00-12:10 / 13:00-16:40)

3日目
・汚水処理特論の続き(09:00-12:10 / 13:00-14:30)
2種:この日は解散
4種:修了試験(14:50-15:50)

4日目(2種のみ)
・水質有害物質特論(9:00-12:40 / 13:30-15:00)
・修了試験(15:20-16:50)

講義について

講師によって進め方は様々でしたが、主に2つのスタイルがありました:

1.教科書の重要箇所に線を引きながら進める
2.スライドと教科書を併用する

特に2.のスタイルでは、講師作成の問題集が配られることもあり、家での復習にとても役立ちました。

修了試験のポイント

試験時間

・2種:90分
・4種:60分

全科目まとめての試験です(国家試験は科目別)。
特徴

・途中退出が可能
・時間は十分にある(多くの人が早めに退出)
・私も2種を60分程度で終えました

合格するための3つの対策

1. 事前の予習を徹底する
講義についていくために、基礎知識は必須です。
参加前、私は1ヶ月間、毎日3時間の予習を行いました。
講義は、分厚い電話帳を短時間でポイントを絞って進めていきます。
講習期間中は講義で一日がつぶれます。
夜勉強する時間はあるものの、「夜しかない」とも言えます。

2. 講義を活用する
講義の聴き方は人それぞれです。
講義を聞かず過去問等で自習している人もいました。
講義には最初から最後まで参加していないと修了試験が受けられないので、
少なくとも座ってその場にいる必要はあります。

その講義の使い方は人それぞれかなと思います。

私は、
・予習内容の整理に活用
・理解を深めるために集中して聴講
・疑問点を解消
といった感じで受講しました。

予習で学んでいた内容が、
A.体系的に整理された
B.理由や意味が理解できた

話を聞くたびに、納得の連続で、
聴講していて好奇心がくすぐられ、楽しく、有意義でした。

(長丁場ですし、講師によっては淡々とした授業ですし、
コロナ対策でマスク着用義務だったこともあり、
ウトウトしている人も多かったです。)

3. 過去問演習を重ねる

・講習前から取り組むのがベスト
・講習期間中は「昼は講義、夜は復習と過去問」
・試験前日までに終わらせることが重要

注意事項としては、
strong>「修了試験日当日、講義が終わったらすぐに試験が始まる」
です。
試験前日までに過去問を解いておくことが大切です。

合格に必要な教材

以下の4種類があれば十分です。これ以外は必要ありません。
・電話帳
・過去問
・参考書(超速マスター)
・オリジナルテキスト

新・公害防止の技術と法規水質編(通称:電話帳)

必要性
– 資格認定講習では必須教材
– 講義でフル活用する
– Amazonなら送料込みで購入可能(講習会申込だと+送料600円)
私はAmazonで購入しました。
↓ご参考までにリンクです。

国家試験では
・この教材の数値や図を使って出題
・持っていると便利だが、なくても対応可能
・購入は「やる気」と「使える時間」で判断を

この教材にある数字や図や表現を使って問題は出題されます。
買っておくと良い一冊ですが、なくても何とかなります。
「電話帳を使ってまで勉強するか否か」を「やる気」と「使える時間」の観点から判断されると良いと思います。
(国家試験だけでしたら、私なら買いません。買っても内容が入ってこないかなと思います。)

・過去問

正解とヒント

公式に出されている過去問です。
解説も詳しく書かれています。

公害防止管理者試験 水質関係 攻略問題集(おすすめ)

私はこちらを用いました。

・類似問題がまとまっている
・学習→演習の流れがスムーズ
・反復練習がしやすい
・解説は公式より少なめ

公害防止管理者 水質関係 超速マスター

メリット
– 基本知識の習得に最適
– 重要度が明確
– この1冊で合格レベルをカバー
– 章ごとに確認問題あり

私はこの本で基本をしっかり固めました。電話帳より学びやすいです。
基本を知るには、これが抜群です。
電話帳は重要度の強弱がなく、読みづらいです。(練習問題もありません)
そのため、基本的なことはこの本で抑えることをお勧めします。
この本1冊をマスターしておけば、ほぼ間違いなく合格できる程度の内容は含んでいます。
また章節ごとに確認問題があるので、勉強もしやすいです。

私はこの本で徹底的に基本をマスターしました。

オリジナルテキスト

「超速マスター」「資格認定講習の講義内容」「電話帳」「過去問」を反映した暗記専用のシートを作成しました。

使い方


「超速マスターを読む」→「本テキストを使って覚える」を繰り返し行う です。
・記憶は、設問を繰り返し解いて「できた!できなかった!」の体験を増やすと良いそうです。
・テキストを使って、何度も覚えることで効果的な学習ができます。

私は☝のように使いました。
赤の下敷きで隠して、ひたすら覚えました。

↓科目別合格を目指す方もいると思いますので、科目ごとに購入できます。↓

公害総論

水質概論

汚水処理特論

水質有害物質特論

メルカリから紙版

紙版は、メルカリからも匿名配送にて送付いたします。
こちらからリンクに飛びます。
複数購入したい際は、コメントください。

暗記専用なので超重要箇所のみを抜粋しています。
(これだけ眺めても理解はできません)

超速マスターが理解促進してくれると思いますので、
↓の補助教材としての利用がベストです。

この4種類があれば、合格余裕です。

「超速マスター・オリジナルテキストで基礎を習得→過去問を徹底練習」
これが合格への基本です。

加えて、
+講義資料
+講義で理解を深める
+電話帳で深く掘り下げる。「なぜ〇〇?」まで理解する。
これらによって合格確率は更に上がるでしょう。

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以下参考までに別の参考書の紹介です。

公害防止管理者国家試験合格基礎講座(水質編)

公式に出ている参考書です。
「超速マスター」と「電話帳」の中間の難易度です。
内容は丁寧で充実していますが、
重要なポイントが分かりづらいので初心者にはお勧めしません。

超速マスターで確実にポイントを抑えるほうが良いです。